たのしく生きたい

いつもニコニコゆるふわブログです

2023年を振り返る

気づけば4年も続いている、今年の振り返り記事です。

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TL;DR

すなわち3行まとめ。

  • 家を買った
  • 転職した
  • すぐに会社を辞めた

2023年雑感

2023年、はっきり言って最悪の年だった。1年の半分くらいは調子が悪いまま過ごし、最終的に無職になってしまった*1

振り返れば良いことや楽しいこともあったはずなのだが、どうしても全体としてはどんよりとした年になってしまった。こんなことになるとは全く思っていなかった。人生は何が起こるかわからないですね。

生活

上述の通り、家を買った。新築の分譲マンションです。

2020年のコロナ禍以降、自分も妻も在宅で仕事をすることが多くなり、当時住んでいた2LDKでは手狭に感じるようになってきた。東京都内で3LDK以上となると賃貸では家賃が跳ね上がってしまい、とても現実的ではなかった。他県も含めて中古マンションなどもいろいろ探してみたのだが、どこもいまいちしっくりこなかった。

そんななか、2021年の夏頃、すぐ近所で工事中の敷地が新築マンションになることに気づき、調べてみるとちょうど第1回目の説明会が行われるということだったので参加してみることにした。その後は、あれよあれよと話が進み、気づけば住宅ローンの申請も済んで購入へと至っていた。そのため、初めから「家を買いたい」「持ち家が良い」というモチベーションがあったわけではなく、ただ住居環境を良くしたいと思った結果である。

今年の2月に引き渡しがあり、無事に引っ越しが完了した。部屋が広くなったし、住み心地も良い。1人ずつ仕事部屋も確保できており、大変良い買い物だったと言える。

上記ツイート(ツイートではない)は2021年のものだが、せっかくドラム式洗濯機を買ったのに家に入らなかったのがとにかく悲しいし悔しかった。引っ越したら絶対にドラム式洗濯機を買うぞ、と意気込んでいた。

そこで、新築マンションである。当然、防水パンも新しいものだし、廊下も洗面所のドアも十分な幅がある。2021年当時に買って泣く泣く返品した機種の最新版を買って家に置くことに成功した。「ドラム式洗濯機を買う前に、ドラム式洗濯機が入る家を買う必要がある」などと冗談で言っていたのだが、それを実現してしまった形になる。

それにしても、ドラム式洗濯機は大変便利である。てきとうに放り込んでおけば乾燥まで自動でやってくれるので、洗濯の手間がとても省けて良い。みなさんも買うと良いですよ。

仕事

6月にそれまで勤めていた会社を退職し、7月に新しい会社に転職した。去年の振り返り記事で、このように書いていた。

実際にアメリカに行ってみて得られた一番大きなものは、とにかく英語をやらないと死ぬ、という焦燥感である。マジで会話が通じない。ネイティブ英語話者を羨みまくっていたが、そうも言ってられないので第二言語として英語を学ぶ我々はとにかくやるしかないのである。「英語 or Die」なのである。

こうした考えから、日常的に英語を使う環境を転職先として選んだ。技術もそうだが、仕事にしてしまうのが身につける上で一番早いと考えたからだ。特に言語の上達のためには慣れも重要であると思う。実際、転職してからはDeepLやライブ字幕などのツールを使いながらではあるものの、仕事でのコミュニケーションにはそれなりに困らないくらいにはなった*2

そんななか転職してまだ間もない8月に、初めてコロナに罹った。これが本当に最悪だった。コロナは終わったんじゃなかったんですか??

症状自体は1週間程度で治ったものの、後遺症として喘息の症状がしばらく続いた。それに伴い、さまざまな形で調子を崩してしまった。いろいろと悩んだ結果、退職した上で今後の働き方を改めて考えることにした*3

というわけで、無職になった。

しばらく休んでみて、とりあえずフリーランスという形で、来年2月くらいから働いてみるかーという気分になってきた。ありがたいことに、すでにいくつかお声がけいただいており、周りの人々に生かされていると感謝する日々です。

その他

時間があるうちに、ゼルダの新しいやつをやったりした。ちなみにまだぜんぜんクリアできていない。

思い返せば子どもの頃はとにかくゲームばかりしていたが、大学を卒業して働き始めてからはなかなか時間も取れていなかった。ゲームをする楽しさを少し思い出した気がする。

去年の振り返りで「ふるさと納税は、今から頑張ります」などと書いていたが、ギリギリ滑り込みでやった。実は去年初めてふるさと納税をやったのだが、すごい体験だった。完全にやり得じゃないですか。なぜ今までやってなかったのか。なんとなくめんどくさかったからです、はい。

今年は10月から制度が改定されるとのことだったので、それまでにはやってしまおうと思っていた。しかし、気づくと特に何もしないまま10月になっていた。なんで?? というわけで、これを書いている直前にまたギリギリで滑り込んだ。ふるさと納税については、そもそも制度自体がどうなんだろうかという話がある。とはいえ、制度を利用することがそれ即ち悪とは言えないだろうと思う。それは例えば、誰もいない深夜の横断歩道で赤信号を待つことが道徳的に悪ではないのと同じである。*4

そういえば、今年は技術的なアウトプットを全くやっていなかった。ブログも書かなかったし、登壇もしなかった。いろいろと時間が取れなかったのもあるし、もしかしたら去年頑張ったりした反動もあるのかもしれない。来年は、そこまで頑張らないまでもちょっとくらいは何かしたい。

あとは、札幌までM-1ツアーを見に行ったり、転職の間の期間に熱海に行ったりした。なんやかんやで楽しく過ごしてはいたのかもしれない。本当は久しぶりに海外旅行にも行きたかったのだが、まあそれはまた今度で。

兎にも角にも、2024年は心身の健康を願う。

それではみなさま、良いお年を。

*1:「なってしまった」とか書いているが、自分で選択して無職になったのは間違いない。

*2:これはもちろん、周りのメンバーの配慮もあったからだとは思う。

*3:勤めていた会社は就労環境として何も問題なく、むしろ今まで働いた会社のなかでも一番良い環境だったのではないかと思う。

*4:書いてから思ったけど、さすがにちょっと違う気がする。

2022年を振り返る

一昨年、去年に続き、2022年も1年間を振り返ってみたいと思う。

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既に別の記事で書いたのだが、1月は少し体調を崩してしまっていた。

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とはいえ、大きく体調を崩す前に、早めに休みを取る判断ができたのでそこは良かった。

わりとすぐに快復して、2〜3月は1ヶ月間くらいでAWS認定試験を6つ一気に受けたりした。その甲斐もあって、2022 AWS ALL Certifications Engineersを受賞できた。

7〜8月には外部登壇をやった。準備をかなりがんばったので、それなりに反響をいただけて嬉しかった。

副産物として、OSS(と呼んで良いのかわからないが)に初コントリビュートできたので良かった。来年は、来年こそはOSS活動をがんばっていきたい気持ちがある。

github.com

あとは、8月から社内の別部署に異動した。異動先でも楽しくできていて良い。異動にあたって、相談から決定、実際に異動するまですごいスピード感で進めることができた。この辺りはさすがだし、現職における素晴らしいところの1つであると思っている。

ところで、今年は(今年も)社会情勢の変化が大きく、不安を感じることも多かった。急激な円安とか。そんななかで、11〜12月にはAWS re:Inventというイベントに参加するためにアメリカ・ラスベガスに行くことができた。これは自分にとってはとても大きく、良い経験であった。そもそもアメリカに行くのは初めて、海外に行くのも大学生のとき以来だったので、いろいろと不安もあったが、結果として楽しめたので良かった。正直に言えば、現職の人々50人くらいで一緒に行ったので、アメリカ・海外といえども「こんなもんか」感があったのは否めないが。

実際にアメリカに行ってみて得られた一番大きなものは、とにかく英語をやらないと死ぬ、という焦燥感である。マジで会話が通じない。ネイティブ英語話者を羨みまくっていたが、そうも言ってられないので第二言語として英語を学ぶ我々はとにかくやるしかないのである。「英語 or Die」なのである。

社会情勢は不安定、日本経済も不安定、ということで2023年は兎にも角にも英語英語and英語だと今から感じている。

あとはまあ、国内旅行で5月に名古屋・岡崎に行ったり10月に金沢に行ったりした。ふるさと納税は、今から頑張ります。

 

なんだかんだいろいろあったが、2022年は楽しく過ごすことができて良かった。2023年も楽しくやっていきたい。

年末を楽しみにすることをやめたら心が安らかになった

私とそれなりに付き合いの長い方々は、年末になるとTwitterで騒ぎ倒しているのをよく見かけるだろう。

とにかく年末が近づくにつれて、テンションが上がりまくる。なんなら1月になった途端に年末が待ち遠しくなり、クリスマスソングを歌い始める。

思えば、何かが終わる瞬間というのがたまらなく楽しいのだ。全ての物事は終わりに向かって進んでいく。例えば、仕事でやっていたプロジェクトが終わった後の打ち上げとか。転職先が決まってから退職を告げるときとか。だからきっと人生が終わる瞬間も、たまらないのではないかと思う。

しかし、考えてみれば当たり前なのだが、何かの終わりは別の何かの始まりだったりする。打ち上げの後は、次のプロジェクトのキックオフがあるだろう。年が明ければ、新たな年が始まる。自分の人生が終わった後に、何かが始まるかどうかは、ちょっとわからないが。

 

というわけで、年が明けた瞬間から年末に思いを馳せる毎年なのである。ただ、2021年末から2022年始にかけて調子に乗って忙しくしすぎてしまったからか、その後の反動で今年の1月は少し体調を崩してしまっていた。

これはちょっと良くないなと思い、今年は1年、年末を楽しみにすることをやめてみた。すると、心が安らかなまま日々を過ごすことができた。終わりに向かっていくことを待ち遠しく思うのではなく、その時々を楽しく過ごせるようになった、気がする。

そのせいかどうかはわからないが、2022年はとにかく早かった。年末を意識せずに過ごしていたせいか、気づけばもう年越しである。年末に向けて日々高まる気持ちもなかったので、悪く言ってしまえばコピペみたいな毎日だったかもしれない。

 

安らかなのは良いことだが、心がはち切れそうなほどのわくわく感を味わえなかったので、少し寂しさもある。

いつの間にか2022年が半分終わってた

ずっと家にいるせいか、それとも単に歳をとったせいか、とにかく毎日が過ぎるのが早すぎる。気づいたら6月も終わって、と思ったら7月も半ばだった。早すぎる。

Twitterにつぶやくのと同じくらいの感覚で、ブログにポストしていきたい所存。

2021年を振り返る

去年に続き、2021年も1年間を振り返ってみたいと思う。

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1月、年末年始の休みが明けて早々、仕事をがんばってしまい肩凝りからくる頭痛がひどかった。

近所の内科に何回か行ってもよくならなかったが、神経内科に行って筋肉のこりをほぐす薬をもらって飲んだらすぐ治った。すごい。

それから、肩こりを強く意識するようになった。気づけば30代だし、腰とかも気をつけたい。

そういうわけで、スタンディングデスクを買った。ちょうど、セールになるタイミングで、周りにも同じものを使っている人が何人かいたので良さそうだと思った。

組み立てが大変だったが、これはとにかく買って良かった。

あとは、冷蔵庫を新調して、大きくなった。

これでビールを大量に買っても、妻が発狂せずに安心。

それから、ドラム式洗濯機を買った。

しかし、購入後に今の住居には設置できないことが判明し、泣きながら返金してもらった。

ドラム式洗濯機を買う前に、ドラム式洗濯機が設置できる家に引っ越す必要がある。

そういえば、転職して1年が経った。いまだにあんまり会社に馴染めている感じがしないが、べつに無理に馴染まなくてもいっかと思い始めた。

フルリモートの環境で仕事をしていると、オフィスに出社次第オフ会が発生することを知った。

あとは、いろいろと外部登壇をやったりもした。

正直なところ自分としてはあまり納得のいく出来ではないこともあったが、打席に立つことに意味があると信じて。

来年も何回か喋る機会を得たいと思う。

ふるさと納税は今年も間に合わなかった。来年こそは。

1年の終わりが世界の終わりでないことに戸惑いつつ。

それではみなさま、良いお年を。

Docker CLI 互換となる nerdctl を Intel Mac で動かしてみた

Docker Desktopの有料化

www.docker.com

どうやら個人で利用する分には、これまで通り無料で使えそう。

法人やビジネス利用している場合は規模によって有料化になりそうだけど、有料となる範囲がどの程度になるのかちょっとよくわからない。Docker CLIだけであれば引き続き無料で使えるかもしれない。

Docker Desktopは便利だけど、なんやかんや使ってる機能の範囲はVMCLIがあればそれで良いという感じなので、代替案を考えている。

Docker Engine以外のコンテナ実行環境について

少し前に、Kubernetesがdocker engineを非推奨にするという話題が盛り上がっていた。

blog.inductor.me

また、AWS Fargateの新しいプラットフォームバージョン(1.4.0)では、コンテナ実行環境がDocker Engineからcontainerdに変更になるという話もあった。

aws.amazon.com

それまでコンテナランタイムというものがよくわかってなくて、「どうやらコンテナ = Docker ってわけではなさそうだ」とぼんやり思っていた程度だったが、この辺りからDocker以外の何かを意識するようになった。

そんななかで、手元の環境においてDocker以外でコンテナを動かす手段は何かないか調べていて、 nerdctlというCLIツールにたどり着いた。

nerdctlとは

Docker CLI互換のOSSツールである*1。Docker CLIで使えるコマンドがほとんどサポートされており、オプションなども同じで使用感がほとんど変わらなさそう。

github.com

Docker CLIを互換することが目標ではなく、Docker CLIでは提供できていない機能を実現するというところに目的が置かれているっぽい。

The goal of nerdctl is to facilitate experimenting the cutting-edge features of containerd that are not present in Docker.

LinuxWindows(WSL2)では、バイナリが用意されており手順に沿ってインストールすればそのまま使える。一方、macOSの場合はLimaというプロジェクトにおいてnerdctlが使えるようにLinux VMなどが用意されている。

github.com

 Limaを使ってnerdctlを実行してみる

というわけで、Limaを通してmacOSでnerdctlを実行し、コンテナを動かしてみる。

検証環境

使ってる環境はこれです。M1ではなくIntelです。また、わけあってBig SurではなくCatalinaです。

MacBook Pro (13-inch, 2020, Thunderbolt 3ポートx 4) - 技術仕様

M1 Macは手元にないので試せていないが、これを参考にすると良い気がする。

手順

READMEに書いてある通り、そのまま実行する。

$ brew install lima
$ limactl start
$ lima nerdctl run -d -p 8080:80 --name nginx:alpine

これで無事にnginxが動く。やったー。

Docker Desktopをアンインストールして alias docker='lima nerdctl' とか邪悪な設定をすれば、今まで使ってたコマンドをそのままそっくり使えそう*2。 

他の代替案

nerdctl以外にも、代替案はありそう。Podmanとか。

podman.io

qiita.com

昔なつかしdocker-machineを使うという手もあるっぽい。

moznion.hatenadiary.com

AWSを使っている場合、CDKだったりLambdaのビルドだったりで、もしかしたらDocker依存になってるところがあるかもしれない。その辺りの影響範囲や対応策については、公式が良い感じにアナウンスしてくれることを期待している。

そういえば関係ないけど、Amazon ECS on EC2のコンテナエンジンがDocker Engineからcontainerdに置き換わるのはいつですか?

有料化に対するお気持ち

公式のアナウンスにもある通り、Docker Desktopは個人利用であれば引き続き無料で使えるっぽい。また、ビジネス利用であっても小規模なチームや組織なら有料化の対象外かもしれない。この辺りは、自分たちが該当するかどうか各々調べる必要がありそう。

上にいくつか代替案を挙げてみたけど、そのうち他の企業やコミュニティからDocker Desktopを互換した何かが出てくるかもしれない。もう出てる?

とはいえ、ビジネス利用だったらお金を払ったら良いじゃん、と思う。一番高いBuisinessプランでも $21 /user/month だし、回避策をごにょごにょするよりコストは安く上がりそう*3

www.docker.com

OSSベースのマネタイズをするのは難しいんだな、というのがぼんやりとした感想。これをきっかけに、特定の企業とかが揉め出したりとかしないと良いんだけど……とちょっとだけハラハラした気持ちになる。でもDockerを生み出した会社がマネタイズできなくて潰れちゃうみたいなのは良くないよね、という素朴な気持ちがある。

それではみなさま、良きコンテナライフを。

*1:nerdってどういう意味? オタク?」って思ったけど、どうやらcontainerdってことらしい。

*2:なんとなく、evilみを感じる。Podmanは公式で書いちゃってるけど。 https://podman.io/

*3:ここに記載した金額は2021/9/1現在のものです。と一応注釈。

『ショートショートショートさん』

という漫画を読んだ。面白い。

Twitterでたまたまタイムラインに流れてきて、過去のやつも軽く読んでみたら良かったので単行本を買って読んだ。まだ3巻までしか出ていないので、一気読みしやすくて助かる。

www.amazon.co.jp

趣味で創作活動をする人たちの話。読んでいてしんどくならないし楽しく読めて良い。共感する人にはものすごく強くぶっ刺さりそうな気がする。

本を作ったりするのは楽しいよなー、とぼんやり思う。